村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area51 - Stage1 〜 エッジを見極めろ 〜

2001年2月12日 港湾部シーバス

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最近思うこと。

水面直下の釣りって非常に面白い。
しかし、これからバチ抜けシーズン開幕だってのに、もう飽きてきた・・・。

 

 

 待望の3連休。バチ抜け必至の陽気の中で、僕は結婚式に参列する間抜けなことをやらかしていた。(そうそう、ふ〜じ結婚おめでとう!)

で、夜になって早々にずらかろうと思ってたら、なぜか樋口さん・しゅうちゃん・しぐ・GOROさんと、T.S.S.T.の面々がぞくぞくと2次会に集まってくる。途中から2次会そっちのけで熱くディープな釣りの会話で新郎新婦が目に入らない面々。(ふ〜じ、結婚おめでとう)

ちなみに、ふ〜じの奥さんは某J大病院の看護婦さんで、ふーじにはもったいないと思うほど、かわいい奥さんである。(ふ〜じ、結婚おめでとう)

 

 

しかし、僕の少ない経験から書かせてもらうと、ナースってのに美人はいない。

と今までは思っていた。

が、某J大の看護婦さんは思わず目を見張るほどの美人が多かった。GOROさんとしゅうちゃんなんか、バチに狂うシーバスのごとくフィーディングモードに入っちゃってて、これまた2次会そっちのけ状態。僕は僕で過労で入院する際には何がなんでもJ大だと、心に決めていた。(ふ〜じ、おめでとう)

 

ということで、翌12日。残念ながら寒い一日となってしまったが夕方から出撃した。

ポイントはここ数日良かった浦安。小河川といったらすぐに解るだろうからこれ以上は書かない。上げ潮が効いているので北側の合流点へ。先行者に話を聞くとすでに4ゲット。そして昨日はバチ抜けがすごかったとの話を聞いた。

 

 

しばし話をしてさっそく釣り開始。ここんとこ調子のいいリップインベイトFのデッドスローパターンで攻め込んでみる。ちなみにこのパターン。水面直下10センチ以内をキープするのがキモだ。試しに引いてみると判るが死ぬほど遅く巻かないと潜りすぎてしまう。

バチ抜けライズの中のヒットパターンほど多様なものはない。あちこちのメディアで紹介されるパターンのどれもが正解で再現性が薄いパターンである事が多い。このリップインのパターンもどこでも通用するもんでもない。けど、僕の中では未だにストロングなパターンなのだ。

フルキャストした先で水深3センチを泳がせられるかは普段からの練習が全てだ。明るい時間だって無駄にしてはならない。

ということで、このパターン、炸裂しまくった。

まずは川への合流点へと続くチャンネル沿いのブレイクライン。水面を見ると30秒に1回のペースで捕食音が聞こえる。一見すると散発的に見えるが、20分もやっているとライズに明確な規則性が見えてきた。川が広がった直後の水のよどんだピンポイント、そのブレイク上で必ずライズが出る。そこにリップインを泳がしながら流し込んでいく。

小さな川なので流れはタルタルだが、アップクロスでキャスト。かろうじて流れを掴むスピードでリトリーブ。よどみの中に入れると複雑な流れがルアーを更に不規則に揺らす。

その瞬間にモソ!

金曜・土曜と苦しんだバイトパターンだが、いよいよ体が慣れてきた。

 

一瞬、竿先を送ってすぐさまシャープにアワセを叩き込む。乗ってなかったらルアーが水面から飛び出してこっちに飛んできてしまうようなアワセだ。が、竿先を送るタイミングが遅れなければ確実なフックセットができる。

今回は上手く乗った。水面で大きな渦を作って沖に走り出していくのは60センチ級だろうか。少し弱々しいが、途中からグングンと抵抗するところを見るとまずまず体力が回復しつつあるようだ。

で、65センチほど。

 

 

 

なんとなく見えた。ある限られた範囲で出続けるライズに的を絞ってルアーを食わせる。こちらの思いこみかもしれないが、そのライズの主を狙っていくということはある程度サイズが選べるということだ。

5分後、対岸のブレイクでひときわ大きめのライズが3発出た。そこにリップインを流す。

沖目だったのでルアーのレンジがイマイチ判りづらかったのでライン張ったままほっておいたら、水面が豪快に爆発した。一本、やばい竹杭があったがなんとか交わして65センチぐらい。面倒だから計ってない。

 

 

 

更に手前のブレイクで出るライズをしつこく攻めていたところで先ほど魚を掛けた対岸付近でかなり大きな捕食音が聞こえた。キャストをせずに対岸に目を凝らしているともう一発。あれはデカイぞ。と、思うが早いかすぐさまフルキャストしてデッドスローリトリーブ。

ちょっと潜りすぎた水深10センチぐらいでモワッとルアーが軽くなる。その直後にゴン!飲まれたか?手首でシャープにアワセを入れる。

 

ドッバ!と水面をもんどり打ったのは今日一番サイズだ。

 

またもや竹杭に巻かれそうになるが、ドラグをフルロックしたロクテンで超強引にテンションを掛けて魚を引きずり出す。

 

真ん中のチャンネルで徐々に体力を奪ってランディング。

73センチ。

 

更にって思ったところで、にわかにライズが激しくなってきた。すでに19時、潮止まりの真っ最中であるが、この活性の高まりは間違いなくバチ抜けが起こっていることの証だろう。

そのにわかに激しいライズの主は40センチ級の3年魚。今の東京湾シーバスを支える大世帯だ。彼らの1・2歳年上の連中は不作だったし、彼らの弟も不作だった今、彼らを大事にしないと数年先のシーバスが楽しめないのだ。94年の春から95年の秋にかけて同じように東京湾に40センチ級が釣れまくった年があったが、その彼らが生き延びたからこそ今の80センチラッシュがある。

 そして5年ぶりに大発生した99年産の彼らを何百とか釣って騒ぐ乗合船とか、何十と釣って騒ぐ釣り人がいるが、そういうのは好きくない。彼らを釣ることを避けることは非常に難しいが、わざわざ狙うってのはやめましょう。爆釣するならスズキクラスでやった方がはるかに楽しいのだから。みんなの資産という気持ちで釣ったらそっと逃がそう。

 

ところが、今日のリップインパターンは40センチ級に猛烈に支持されてしまった。大きなライズを狙って投げても近くのこのサイズが飛びついてしまう。何本か釣ってしまったところで更にライズが激しくなる。40センチ級の大パレード状態。試しにアイマを投げてみたが5秒でヒット。嫌気が差して移動する。

 

河川途中の高速道路下へ。

水面を見ると明暗部でライズがポツポツと出ている。しばらく眺めていると岸際に大きめのライズが出ている。

あいつを狙おう。

そこでラウズをセット。このルアー、スローに引くと水面下3〜5センチをキープする。まさにバチ抜け専用ルアーだ。(目が無いってのもそういうコンセプトなのかもしれない)

1投目、キャストが文句無し。絶対に出ると確信しながらリトリーブ。まさに光と影の境目で高さ50センチの水柱が上がった。ギュンギュンと引いて70近いかと思ったが、抜き上げてみると60ぐらいしかなかった。足下でドバッとバチを数十匹吐き出した。(しかもその何匹かはまた泳いでいた。)

それでも、このお腹。バチでパンパンである。

サイズは測らなかったが60前後だと思う。

で、ここは足場が高いのでリリースに時間が掛かっていたらなんと3歳児達が突入してきてしまった。明暗部モグラタタキ状態にとりあえず1投してみたら、あっという間にヒット。

その後も、色々とあの手この手を尽くしたが40センチ級を追加していくのみで終了となった。

数でいえば26HIT18GETまでいったが、満足のいくサイズはわずか4本とイマイチの気分。

でも、とりあえず開幕宣言。さあ春シーズンの始まりだ。

 

 

 

 

使用タックル
ロッド Palms SGP-86L
メガバス Destroyer F3-610XS
リール シマノ ステラ4000 DH
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ ティムコ ベイスラッグ
ソルティバディ
メガバス X-80SW
   

 

 

 




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