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Area24 - Stage10 〜 数釣る中で見える世界 〜
2007年7月9日 港湾部シーバス
最近、ルアーの開発依頼が後を絶たない。
それを断ったり、承けたりの繰り返し。
ホントに喉から手が出るほど欲しいプラグというものがあった20代前半の頃、無名の自分に開発をやらせてくれるメーカーなど無かった。
が、皮肉にもそれを技術的にカバーしてきた中で、こうして今の自分があり、その自分に対して多くのプラグメーカーから協力依頼があり、コラボだったりプロジェクトなどもあったりして、自分の思う形が製品となっていく。
普段忙しいので、ルアーの構想を練ることはなかなかできない。
たまに無地の画用紙を取り出して、家のソファに座ってのんびりと形を考える。
それが開発のスタイル。思い出すのはフィールドでの不満である。
あの時、あのレンジをキープできれば、あそこまで飛べば、グッと潜れば、、などなどそのたらればが開発の動機となっていく。
これから一年間で自分が関わる製品が10アイテムほどある。
ずっとやってきた邪道やアロウズからも出るし、きっと楽しみにしてもらえるプロジェクトが2つほど進行中。
週明けの月曜日、次の日からの雨の予報を受けて、釣りへと出る。
まずは運河最奥部の小場所でサクサクッと邪道のリップレスのテストをする。
ここのスズキはすこぶる目がいい。
カニがメインベイトになっており、しっかりと見られる形でいかに喰ってもらえるか。
開発の方は、いよいよ終盤にかかっており、アクションの詰めがギリギリである。
このプラグの特徴は脱軌道アクションである。X-80SWが搭載していたその機能をリップレスでどうやって出すか。そこに苦心しながらの開発。
単に脱軌道アクションを出すだけならバランスを不安定にすればいいだけなので、とても簡単なのだが、いかに安定したアクションの中からその脱軌道アクションを出せるかがすごく重要なのである。プラグの形状、重心とアイの位置がシビアに連動してその世界は生まれるのだ。

ここのスズキはとても黄色い。
なぜ黄色いのかわからないがとても黄色い。きっと美味しくない。


見せて追わして喰わすテストであったが、その点では合格。
X-80SWに匹敵する脱軌道アクションがしっかりと出ていて、1キャストに5回ほど喰わせどころという間をプラグが勝手に作ってくれている。
悩むのはレンジである。とりあえず一つに絞ったが、ここだけはいつも一番悩む・・・。
場所を変えて、今度は川筋。
ちなみに、邪道と僕のコラボでは、今まではかなりマニアックなところばかりをリリースしていたのだけど、今回は初めて定番として使えるルアーを開発している感じ。
従って、テストはいつでもどこでもできるのである。
今回も、ラインナップにあるヨレヨレとのバランスを見ながら流れの中でのアクションの詰めを行った。

バイトのレンジやゾーンからしてX-80SWで獲れる魚であると感じたが、持ってきたX-80SWが浸水したのかどう調整してもまっすぐ泳がない。
あの手この手で、他のルアーでバイトのレンジに合わせる。

ララはハイピッチショートジャークで喰わせの間を作りながら

邪道リップレスは特に何もなくいい感じでバイトが出た。

ヤルキバは少し沈め気味で縦の動きを意識したジャーキングでヒット。
ヨレヨレはキャスト後、ラインを張って流れに泳がせながらフォールに近い感じのアクションでヒット。70越えたかと思ったが、背ッパリの60台。

CD7はダウンクロスでなくクロスストリームで泳がせながらポイントに流し込む感じで。

釣果とは結果でしかない。
その結果をもたらす条件は
・スズキのいるところにプラグを持って行く。
・正解のレンジで正解の波動を出す
この2つだけであると、究極的には言えると思っている。
今は細分化されているが、昔はCDとアスリートだけでこの細分化をやっていたのである。
何も考えずにX-80SWで爆釣できる状況であったと思う。
だけど、他のプラグでも考えて使えば、結果を出すことはできるのである。
だけど、未だに次々とプラグが市場に登場する。
その開発者の筆頭の一人が自分。
最近のジレンマはこれかと書いていて気付いた。(笑)
| 使用タックル |
| ロッド |
アピア 風神Z83L ネオンナイト |
| リール |
ダイワ セルテート3000 |
| ライン |
東レ シーバスPE |
| プラグ |
ヨレヨレ〜
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