村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area15 - Stage1 〜 レンジ&ゾーニング 〜

2008年2月10日 某河川筋 シーバス

 

 

 

 

 

いったい、何が欲しいのだろう。

 

釣り人としての旅路の果てに、

         僕は一体何を見いだすのだろうか。

 

 

 

3年ぶりとなる、まともにフルで参戦するフィッシングショーの間、そんなことばかり考えていた。

久しぶりにステージに立って、最初に気付いたことがあった。

それは自分の心の中に、ほとばしる火炎のような感情が、今もなお、心の底をぼうぼうと炙っていることであった。

ただ、それは満たされるものや情熱のようなものではなく、むしろ居心地の悪い、憎しみや悲しみにも似た炎であり、大盛況に終わったトークショーに対する賞賛や感動の声は油となってその炎を眩しくたぎらせるのだった。

 

ショーで会う業界の面々と話す中で、そこに渦巻く色々な噂、僕のこともあれば全然関係ない人のこともあるけれど、その様々を目で見て耳で聞いて、僕の心はとても消耗する。

そこにある人の欲望、嫉妬、羨望、ねたみ、あらゆる感情が怒濤のごとく流れ込み、僕の感受性はけたたましい悲鳴を上げる。

 

 

 

何のためにここにいるんだろう。

 

愛する人のため?

金のため?

ちやほやされるため?

許されるため?

何かを得るため?

 

 

 

それがわからない。

迷わず生きることができない。

人生の進むべき道ははっきりと見える日もあれば、霞に隠れて何も見えないときもある

だけど、今は自分の視界は良好で道筋はしっかりと見えているのに、その道を進むことに迷っている。

そして、今日も大切なものを一つまた壊してしまった。

 

 

 

いったい、何が欲しいんだ?

愛が欲しいのか

金が欲しいのか

賞賛が欲しいのか

許しが欲しいのか

いったい何を得れば、満たされるというのか。

 

 

 

忘れ物を探す旅があり、探し物を忘れる旅がある。 

このスズキ釣りの果てにはいったい何が見えるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

ショーの帰り際に、大野ゆうきは「今日も速攻寝ることにしますよ」とニヤリとしながら言った。

 

 

時間は22時、下げ潮もその勢いを緩める頃、僕は家を出た。

体にべったりと疲れが張り付いていた。

人前に出て話をするなんて慣れないことをする日は、心が軋み体が重くなる。

 

 

向かったのは河川筋。大場所ではなく小場所。

最初に入ったポイントはすでに水が引いていて全然ダメ。

数投してすぐに移動した。

 

すでに先着していた大野ゆうきの車。

ボンネットはまだぬくもりがあり、入ってから時間が経ってない。

まともにぶつかるか、一瞬思案したが、同じポイントに入ることに。

 

 

下げ残りの潮が流心を流れて、ブレイクの上に断続的に潮が差すタイミング。

この一発狙いは成功率が高かったのだが、ここ数年は人が多く、プレッシャーがかかって成功率が低くなりがちな状況。

今日もまずそれを狙って、レアフォースを撃ち込むが反応はない。

ナイトホークで対岸のブレイクまで届かせるが、そこでも反応はなく、しかもかなり浅い状況なので30分ほどやってみて撤収。

 

少し移動して同じ川筋の河口側へと入ってみた。

この時期の川は、上流に行けば行くほど生物相が濃く、河口は一見すると生物感はゼロといってもいいぐらい静かである。

が、ひっそりと流れる川の中に、超努級のスズキはしっかりとタイミングを決めてやってくる。

そのベイトが何であるか、というより、意識レベルでベイトの存在感がどこまでスズキにあるかという方が大事である。

ベイトの動きやアクションより、その存在を意識していれば、どんなレンジでもどんなアクションでもバイトが出る。

強いて言えば、全てが残像であり、虚像の中にパターンが存在する季節が早春なのだ

 

 

最初にめぼしい付き場を撃ってみたが、反応無く、回遊待ちの展開。

 

今日も装備がちょっとしょぼくて、1時間しないうちに寒さが限界に達する。

が、今日はどうしても一本釣りたかった。

足踏みしながら体を温めて耐えていると、ゆうきがフッコを1本。

 

最後の時合と読んで、必死に投げ続ける。

着水地点の水深が約2m、ベイトの気配はなく、足下にアミもいない。

アミはブレイクの下と読んで、サスケ裂波やZONK120、サスケなどを投入し続けるが、反応が得られない。

そこで、表層レンジのリアクションバイトを狙って、komomoのややファーストリトリーブを試していたら、着水後10m巻いたところででドン。

 

 

じっくりとファイトして、ボガでキャッチ。

嬉しい1本。

 

その後、ゆうきが1本、僕が1本バラしたところで、オルタの開発から電話。

ショーの当日に、二人とも釣りをしていることに驚かれつつ、(プロをやるほどのきちがいなんだから当たり前だろうと思うが)打合せがしたいとのことで、急遽ファミレスに集合。

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ

 

今回のセミナーで初めて発表したのだけれど、

村岡昌憲×大野ゆうきのダブルネームブランド「オルタネイティブ」が始動します。

それを発表させてくれたアムズデザイン社の懐の深さにまずは感謝と尊敬を表明します。

 

通称オルタの、まず第一弾となるプラグの開発がほぼ終了。

現在、4つばかり同時に開発が進んでる。

 

今までのサポートメーカーと合わせて、超実験的かつ東京湾岸にがっつりと焦点を当てた開発姿勢で、自分の釣りをより高めていきたいと思ってます。

メーカーサイトは現在制作中だけど、mixi上でオルタネイティブコミュニティを作成し、コミュニティメンバーに対しては開発情報を先行で公開していきます。興味ある方はコミュニティに入っておいてくださいませ。

mixi版のTIP-OFFと合わせてよろしくお願いいたします。

マイミクも躊躇している方が多いと聞きましたが、遠慮無くどうぞ。

 

 

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ91ML ナイトホーク
リール ダイワ イグジスト3012
ライン 東レ シーバスPE F-ZERO 0.8号
プラグ ima komomo
ゴミ 空き瓶

 

 



 

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