村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area10 - Stage12 〜 ヤルキスパークリング 〜

2008年3月8日 港湾シーバス

 

 

 

この一週間、会社の昼休み、フローチャートばかり書いていた。

何のフローチャートかというとスーさんをパイロットとした場合の展開図だ。

レンジが深ければこう、波動を強めたければこう、といった具合に潮を司る九つの要素と波動やレンジといった攻略上の要素に対し、投入するプラグのシステムを設計している。

しかし、それをやると、ずいぶんと空きポジションができてしまうことに気付いた。

 

またここから色々とルアーを作っていくのかと思うと、気が遠くなる。

 

そこでパイロットルアーを、ハチマルとスーさんの二本立てにし、そこから展開できないかと考えた。

スーさんとハチマルを分けるのは足場の高さとした。

 

足場が低ければスーさんから、高ければハチマルから。

 

そう考えると、かなりの展開ができてくる。

 

そんなことばかり考えていた昼休み。

 

 

 

会社は二時面談の真っ最中。

ここを見ている方もちらほら来ているようで。

学生さんは、みんな一所懸命である。

どんな仕事についてもキツイと思うことはたくさんある。

最終的には、その仕事そのものを楽しめるかである。

1%未満という狭い門をくぐれなかった人にも、今後の人生を生きていく上で一番大事なこの考えを少しでも理解してもらえればと思って面接をやっている。

今は判らなくても、いつかきっと。

 

 

 

仕事が終わって、1時間の釣りをしようと思って家を出る。

どうしても試したい場所があった。

運河(一見、河川ぽいが)だらだらと浅いシャローが続いて、航路のところだけストンと落ちる港湾部のある場所。

地形に魚が付いている今の時期こそ、先日の釣りを試すにふさわしいと考えていた。

時間は21時。23時半の干潮の2時間前、潮位はずいぶんと低いが、航路の流れはまだ元気だ。

 

 

しずしずと入って、射程距離の真ん中にブレイクが来る位置に立つ。

プラグはもちろんスーさん。

ブレイクの底についてじっとしている魚を上に浮かせて獲る。

ヤルキスパークリングと名付けたその真意はここにある。

 

 

キャスト開始、ロッドを斜め上に立てて、50cm前後を通してくる。

1投目からガツンとティップが入って1本。

 

 

サイズはどうも見込めない展開。

 

 

 

リリースして、すぐ次に入る。

少しずつ横に移動しながら、ブレイクの上を釣っていく。

DVDはある岸壁からそれをやっているが、それのウェーディングだと思ってくれればいい。

立っている水深が膝下。

ブレイクの上でせいぜい70センチ。

が、そこから10mで5m深くなるような、豪快な航路系ブレイクとなっている。

 

そこを流し続けるだけの釣り。

本来であれば、Areaにも書かない釣りだが、今回はスーさんのパイロットシステムの検証なので書いている。

 

 

 

とはいえ、テクニック的には何もないので、あまり書くことがないや。

 

明暗より、地形。そんな感じをますます強く持つ1時間。

ベイトはもちろんいるのだろうけどね。

 

 

 

1時間やったところで終了。

 

システムのアイディアを考えながらやったのだけど、今後の方向性が一つ見えた。

作りたいルアーも一つできたのである。

それも自分の中ではすごいルアーになるんだが、あんまり売れるルアーではないような。

どこか作ってくれないかなぁ(笑)

 

 

 

 

 

 

家に帰ると、アロウズからシーズンパーティーが届いていた。

最終テストの真っ最中で、僕としてはもう一度テストをすると思っていたんだが、ちょっと情報の入れ違いがあってすでに今週から出荷開始です(笑)

 

 

 

 

 

シンペンとしてはかなり大きい。

港湾でも地方の大場所でも十分イケる。

 

アムズのハニートラップ95をスリムにした感じ。

 

特筆すべきはやっぱりアクション。

レアのリップカットに始まり、レアフォースの大ブレイク、そしてこのパーティー。

シリコンの摩擦抵抗がシンペンに搭載されるとどうなるか。

レアフォースでさんざん釣った人には説明不要でしょう。

 

 

 

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神Z 91MLナイトホーク
リール ダイワ イグジスト2500
ライン 東レ シーバスPE エフゼロ1号
プラグ 邪道 スーさん

 

 



 

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