村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area9 - Stage11 〜 夏の始まりを知るということ 〜

2003年7月22日 東京湾口 シイラ

 

 

 

シイラフィッシングを語る気にどうもなれない自分がいる。

 

釣れる時は誰でも釣れるから?

それはシーバスだって一緒。

釣れない時はそれは簡単にはいかないのもシーバスと一緒。

そういった状況の中で経験とテクニックを駆使した者だけが魚をつかむことができるのも一緒。

でも、どうしてもシイラであーだこーだと能書きを垂れる気が、いやそんな発想すら出て来なくなった。

色々なスタイルがあっていいと思う。

俺はこうだってスタイル。

シイラもシーバスみたいに色々なタイプのアングラーがあっていいと思う。

ま、色々なタイプのアングラーが一つの船に乗ったら大変なのはわかるが(笑)

そこを追求している人はカッコイイよね。

 

 

シイラとは夏を運んでくる魚である。

シイラによって、夏の到来を知り、夏の終わりを知る。

それだけでいい、と思う。

夏を感じるものはたくさんあるけど。

 

 

 

昨日は月島のもんじゃ五平に行った。

手にはゴーヤとランチョンポーク。

ゴーヤもんじゃを頼んで特別に作ってもらったのだ。

 

鉄板で炒り卵をまず作り、そこにゴーヤもんじゃをおもむろに流し込んで炒める。

これはやばし。もしかしたら夏限定メニューになるかもしれんて。

 

ゴーヤを食べたらシイラに行きたくなった。

今年も小型ボートでのシイラ。

もうここから抜け出せない。

全てを自分たちの手でやって魚を獲りたい。

釣りを自己完結するための最後の手段。

もちろんその環境を得る努力は大変だ。

だけど、今年も何とかその環境を手に入れることができた。

 

 

梅雨明けが遅いようだけど、海に飛び出せば夏が近いことがなんとなくわかる。


ややサマーですな。

 

いいのである。

海の中は夏だった。

 

今年の東京湾口はうなるほどイワシがいる。

そのイワシにシイラがたんまりとついていた。

カツオやサバと違い、のんびりとしたボイル。

シイラはただ悠々と泳いでいるだけ。そのシイラに近いイワシがざわざわと海面を騒がせる。

その騒ぎから、シイラがいるだろう位置を見当付けてそこにトップウォータープラグを投げ込む。

ルアーもアクションもスピードもまあなんでもいいという感じ。

シイラの鼻っ面にさえ落とせば、容赦なく水面が炸裂する。

サイズは90センチ前後。

 

僕は相変わらずポップクイーンばかり。

風神ゼータ72MLの開発テストを兼ねて持ち込んだロッドがブランクスからぶち曲がる。

シーバス専用ロッドである以上、シイラで余裕だったらおかしいでしょ。

やや無理目、でもなんとかなる。

これが設計のいいシーバスロッドでシイラを釣った時の感じだ。

バッドパワーのバランス感覚。この辺を意識してシイラとファイトする。

その辺の微妙な感覚は竿を曲げていかないと解らないからね。

 

 

 

シイラは数本ずつ獲ったところで、次は泳がせ釣り。

マゴチ1本しか出なかったが、夏のマゴチはフグに勝る。迷わずお持ち帰り。

昼から上がって今度は海の家に上がり込みマリンジェット。1時間かっ飛ばしまくった。

そのまま海の家で眠りこけ、起きてから漁協直営の店で海鮮料理をたらふく放り込んだ。

 

 

夏を感じた。僕の中で夏が始まったのである。

今年も熱く、そして身を灼くような夏がきっと来るだろう。

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ70Mクロスインパクト
リール シマノ ステラ3000AR
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ ポップクイーン
   

 




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