村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area9 - Stage10 〜 宿題の終わりと始まり 〜

2002年7月27日 東京湾口シイラ

 

 

 

前日のボートシイラはなかなかいいサイズがそろっていたので、東京に戻ってきて仮眠して、そのまま翌朝も館山へ。

相変わらずむちゃくちゃな事をするが、早めに片づけておきたい宿題があったのだ。

 

そう、僕にとって昨年から残っていたもう一つの宿題。

それはかんちゃんという女の子にメーターオーバーのシイラを釣ってもらうということであった。

一昨年に唐突に僕らの仲間に飛び込んできて以来、昨年は何度も一緒にシーバスやシイラに出かけた。

 

そしてたくさんのシイラを釣ってもらったけど、どうしてもメーターオーバーを釣らせることができなかった。

いや、魚は最後は自分で釣るものだから、彼女が釣ることができなかったという方が正しい。

何度となく目の前で上がったメーターオーバーを前にきっと悔しい思いをしていたと思うし、僕だって船を操船している以上、なにか消化が悪いのは確かだった。

 

シイラアドバンスでは100cm以下は全部ペンペンである。シイラと呼ばないのだ。昨年は選んで掛ける必要があったが、今ならヒットさせれば間違いなくメータークラスである。

 

 

そのシイラに今なら必ず高確率で出会える。

昨日の帰り道、かんちゃんを誘う。

「5分待って」

どうやら彼氏とのデートの約束があったようだけど、5分後、

「OK。行く!」

の返事。

やはり釣り人に男も女もない。

 

次にふ〜じを誘うが、電話口の向こうで奥さんとゴニョゴニョやって

「ごめん、明日はダメだ!」

 

この違いはやはり日頃の行いによるものが大きいとは、説得に成功したかんちゃんの話。

 

 

 

それに一昨年、昨年のシイラダービーを取ったなぶらちゃんと、熱を出して寝込んだtakuちゃんの代わりに

金曜の夜、隣で鮎にかぶりついていたスティンガーも誘って一緒に行くことに。

 

3時に東京を出て出発。

2時間で到着して洲崎の潮目を探す。

昨日あった場所に潮目はない。どっちに行ったかなとあっちこっち探すが潮目がない。

もしかしてと思ったら完全に岸に押しつけられ気味。

その潮目沿いを走っていく。

ちょうど定置網に入り込むように潮目が通ってしまっている。

これでは難しい。

とりあえず、沖の固定ブイにシイラが入っているかもしれないので叩いてみるがシイラの様子はない。

 

シイラはどこ?

そのまま潮目沿いにかっ飛ばして行くと、また沖のブイ。

ブイに流れ藻だらけの潮目がまっすぐと入っている。

 

ここは魚がいそうだな。

みんなで一斉にキャスト。

なぶらちゃんのポップクイーンにシイラが沸いた。

水面を荒々しくかき混ぜる動きめがけてリップルポッパーをキャスト。

パシュパシュと2mほど動かしたところで水面が炸裂。

青いうちに一気にランディングして、船上で暴れるのを押さえつけて、さっさとリリース。


108センチでした。

 

今年初のシイラになるなぶらちゃんも、最初は焦りすぎてポップクイーンが水面を滑るシーンが多くなっっていたが、5分もしないうちにいい感触を思い出したらしい。

ポップクイーンに細かい気泡が常にまとうようになった。

するとすぐにヒット。

 

昨年、133センチを20秒でランディングした、凄腕?というか自然体なファイト。

あんまり早く寄ってきたので、網で水面を叩いて魚を走らせる。

2回ほど走らせてランディング。


お見事105センチ。

 

スティンガーはチカボッカで頑張ってる。

チカボッカで生きるなんて言ってるからほうっておく。

 

かんちゃんは今年5回目というシイラだけど、なかなか食わせられない。

それでもポップクイーンで重要なアクションを思い出したらしい。

ガブォ〜っ、プゥカッ!

(こんなんじゃ、わかんないか)

と、いい動きをするようになった。

 

突然、シイラがひったくっていく。

かんちゃん、満面の笑みでアワせを入れる。

いいぞ、最高の笑顔だ。

 

ファイトも冷静。

だてにシーバスで鍛えていなかった。

5分ほどしてシイラが寄ってきたのでランディング。

 

船上で大暴れして大変でした。暴れるシイラには目に濡れタオル作戦とかあるんだけど、船が狭いので暴れ出すとパニックになります。

 

そしてサイズはいかに?・・・

 

まだ何のヒットもないスティンガーが計る。

100センチ!

 

ん?なんかすっきりしないサイズだなぁ。

神様も粋なことをする。せめて101か99にすりゃいいのに。

まあとにかく、3桁は3桁だ。おめでとう。

彼氏に捧げる100センチだったんだろう。

 

 

昨年から残した宿題も全部片づけて後はのんびりシイラを楽しむ。

 

かんちゃんはその後、更に2ヒット。

僕もフックを付けていないトビペンで活性上げる役目なんかしながら1ヒット。

なぶらちゃんは船の後ろで爆睡。

 

ふと見ると泣きそうなスティンガー。

スキーターポップで頑張ってる。しかし、弱い。

横でポップクイーンやリップルポッパーが動くと全部そっちにバイトしてしまう。

 

こっちも必死にシイラ探すけど鬼の反転食らいまくり。

結局、食わせ切れずに時間切れで終了。

 

また宿題ができてしまった。

 

 

 

使用タックル
ロッド ミラクルワークス ジャンキースティック70Xpi
リール シマノ ステラ4000 DH
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ ポップクイーン
   

 

 

 

 




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