村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area5 - Stage30 〜 秋を数えるとき、 〜

2008年10月11日 港湾シーバス

 

 

秋もいよいよ深まりを見せ始めた。

 

年中スズキ釣りをやっている人間にとっては、秋が総決算と言っていいだろう。

秋を待ち、秋のために、冬を、春を、夏を釣る。

秋のために、日々がある。

そういう人生もいい。

 

 

 

自分もそうだ。

この釣りを続けるうちに、いつしか、秋を待ちわびるようになった。

秋は絶望の季節であり、希望の季節でもある。

たくさんの命が終わり、新しい命を紡ぎ出す秋。

夏を生きた命は希望を宿して新しい命を産み出す。

 

 

 

僕の希望はどうだろうか。

今年も精一杯の努力をする。

それだけ頭に入れて秋を過ごそう。

 

 

 

秋一発目のランカー。河口の攻略、文句なしの1本。

ルアーは裂波120。取材なので詳細は伏せるが、近くなったら告知する。

 

 

 

 

 

日は変わって土曜の夜。

湾奥を回るが、どこの釣り場も人だらけの中、結局、誰もいない運河の奥の奥へ。

 

イブラン片手にヘビカバスタイルをやりたかった。

スーサンをセットして、ストラクチャーや台船、係留杭、橋脚などを次々と撃っていく。

緩い下げ潮が効く時間帯だが、奥の奥なので潮の動きはとろい。

その代わり、風の力でパターンが形成されている。いわゆる長潮の時と一緒。

 

 

スーサンで反転されたので、すぐさまAXAに変えて1本。

 

 

その後もスーサン好調。

スーサンはシーズン問わない。

最初に投入すれば、とにかく色々な反応を持ってくる。

 

 

 

この釣りを初めてすぐの人は、まずはたくさん釣った方がいい。

そこから色々なことを覚えて、大型狙いとか、立ち込みとか、磯ヒラとかに移っていくといいと思う。

その入口のルアーを作れたことが素直に嬉しい。

このスズキ釣りという素晴らしい世界を知って欲しい。その広大な世界のほんの入口。

その入口はスーサンが案内してくれるはずだ。

 

 

 

スズキ釣りとは人智の及ばない峨々たる山みたいなものである。

人の一生を掛けても決して山頂には辿り着けない。

そのスズキ釣りの道程を思うとき、今後、自分が巡り会える秋という季節の残り数は、あまりにも少ない。

そして、そのことが教えてくれるのは、人の人生はあまりにも短いということ。

 

どこまで登ろうとか、そういうことはどうでもいい。

ただ登っていられさえすれば、いい。

昨年の自分より、少しでも高みにいられる実感があればいい。

 

 

 

 

 

スーサン、レッドビアー。スーサンで最強ではないかと思うカラーの一つ。

湾奥にイワシが突入して派手に盛り上がっているというのに、運河の奥の奥では小エビを追っかけている魚もいる。

だけどキレイな魚。

エビを食べにこんな奥まで来たんではないだろうに。

 

 

 

 

 

自分で作っておいてスーサンスーサンうるさいね。

 

 

 

 

フォローのBR@ST。ちょっとチューニング中のモデル。

 

 

 

スーサン・・

 

 

アグザ。

 

 

基本的にアグザはスーサンと同じ動きを狙っている。

AXAの方が、スーサンよりレンジが30〜50センチ下がる。

その30センチをどう活かすか、という釣りも面白い。

スーサンで一通り釣った後に、同じリトリーブスピードで誘えば、いい感じでフォローベイトになる。

 

 

 

が、AXAは川のデイゲームで恐ろしいほど強い。

流れがあるほど強烈な結果を出してくれる。

どんなに潜っても70センチ程度しか潜れない。

デイゲーム、流れのあるシャローでガンガン投げてガンガン巻く。

それがお似合いのルアーだと思う。

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神Z 610MLイブラン
リール ダイワ イグジスト2500
ライン 東レ シーバスPE エフゼロ1号
プラグ 邪道 スーさん
アピア アグザ80
オルタネイティブ BR@ST

 

 



 

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