村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area5 - Stage15 〜 捨てるということ 〜

2005年3月13日 港湾部シーバス

 

 

今年は予想通り、花粉症に悩まされている人が結構いるようだ。

幸い、自分はまだ何とかなっているが、これは戦いである。

 

今年からいよいよ花粉情報が充実してきた。

ここ

ここ

時系列に花粉が飛ぶ様子が把握でき予想できる。

そこと潮周りと折り合いをつけ、間隙を縫って出撃する。

まさに一撃必殺スタイル。神の一投を目指して頑張ってきたのはこの為であったのかと、我ながら後付けながら錯覚してしまう。

今年はこのスタイルで行こう、と決めた。

20時12分。画面から花粉が消える。

満を持して出撃。もちろん眼鏡・マスク・鼻腔吸着剤・ナイロン製ウェア・キャップは家から装備。

 

 

家からすぐの港湾部。

ポイントに入る。下げ気配を窺わせる水面であるが、まだ高い。

常夜灯の下に入る。すぐ側まで行って一投目からソルティバディを通す。食わない、と思ったところで足下で反転。

ん?様子が変だ。

少し下がって遠目から打ち直す。3mほど遠目から灯りの中に入れてくると食った。

やっばい、魚を散らすパターンで掛けちゃった。

ほとんど強引無理矢理水面に引き出して滑らせてランディングする。

しかし、抜き上げ時に水面下の影が散るのが見えた。

やっちゃった。

 

 

出るかな、と期待しつつ攻めるも反応はない。

ポイントを移動しようとして歩き始めたところで、どこか引っかかることがあって足を止め、振り返って水面を眺める。

 

もしかして?

 

何もない沖目側、潮の流れてきている方向へキャスト。

1投目から、ガッツンとヒット。が、すぐに外れる。

ファーサイドにいる。夕マヅメにライズしていたんだろう。

まだ、魚が未練がましく堤防から沖目を回遊しているようだ。

 

 

ソルティバディでは反応が無くなったので、ヨレヨレに変えて大遠投してみる。

フルキャストして着水直前にラインスラッグを取って着水直後から水面直下をなるべく通すように、スローで誘う。

潮目には届かないが、結構近いとこまで飛んだのでどうかな、と思っているとヒット。

 

 

 

こんなペースで魚はまだ出そうだったが、今日は違う釣りをやりたかった。

春に弱いと言われるブレード系。それは春はバチ抜けシーズンだから、ということだ。

しかし、実際バチに狂っているシーバスは全体の数割しかいない。

ほとんどのシーバスが春のイワシに付いている中で、その説は通用しない。

 

なんでボートではなんなく結果が出るのだが、実際バチを意識した魚が比較的多い陸っぱりエリアのシーバスに対してどうなんだ、ということ。

運河の明暗部に入る。

流れは結構いい感じで下げている。

橋下の暗がりから上流側の明るいゾーンへヨルクルを撃ち込む。

ヨルクル真骨頂のアップクロス。

そこからラインスラッグを取るだけのリトリーブ。

おそらくヨルクルが沈みながらブレードをテロテロと回しているイメージである。

3投目に、バイト。でも乗らない。

次の一投でまたバイト。今度は掛かった。

食った事実が取れればいいのだが、どういうシーバスが食ったのかが見たい。

慎重にファイトして寄せてくる。

上げてみてびっくり。

 

いわゆるメバルシーバス(通称。そんな魚類はいません)

彼らはカニやエビなどを好んで捕食するシーバス。

目が大きく、口と近い。

この時期、彼らはアミエビと小ガニを盛んに補食しているはずなのだ。

そんでブレード系を食うのか。

むむむ、わからん。

 

 

ってとこで、下を向いていると涙が眼鏡にポタポタ垂れるほど花粉が多いらしい事に気が付いた。

臭気判定士は鼻が命。

とりあえず撤収。

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ83Lネオンナイト
リール ダイワ セルテート3000
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ ima B-太
ジャクソン アスリート9S
K-TEN TKLM90

 

 



 

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