村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area4 - Stage5  〜 ため息と希望を胸に 〜

2005年6月24日 江戸川中流域のシーバス

 

 

小さいけどたった一つの希望を胸に生きていこうと決めた。

この2ヶ月ほど、正直僕は釣りどころではなくて、自分自身と戦うことで精一杯だった。

生まれて32年間で流した涙以上の涙をこの2ヶ月間流した気もする。

だけど、苦労して考え尽くして出した結論を僕は受け入れようと。

 

 

会社が終わってそのままポイントへ向かう。

ウェーダーをはいて川の奥深く立ち込む。

立ち込んでから肌をなめる湿った風に、虫除けを忘れたことに気が付き、

虫を避けるために、さらに川の奥深く立ち込む。

 

ここは川の中流部。雨でやや増水した流れが早くなり、遅くなってからまた早まる場所。

その加速する流れの中にシーバスは来ている。

 

ここは去年見つけた場所だった。

時合の不要な場所。そこにさえ行けば答えはある。

 

 

流れの端、たった一灯だけが煌々と水面を照らしている。

そこに無数の波紋。

ベイトがなんであるかはわからない。

そこにレアフォースを遠目から撃つ。

上流側に狙いを定めて、着水前にサミングを掛けつつ、ロッドを左方に煽りながら

ラインスラッグを完全に取った状態で着水させる。

そのまますぐにテンションを掛けて重心移動を前方に固定させる。

 

レアフォースの目の前でベイトがざわつく。

これだけいれば・・・

と思うが出ない。

 

 

 

いないのか・・・。

そう思っているとバッシュとライズ。

キャストを辞めてしばらく眺める。

1分に1発程度、ストラクチャーがないからライズに定位性はない。

 

 

 

しかも、出方が悪い。真下から突き上げるようなバイトだ。

流れに乗ってないのだ。

シリコンボディのレアフォースで見切られてると正直厳しい。

 

 

 

ここはウッドにするか。

そう思って一度、車に戻る。

ハンマーと阿修羅を持って戻る。

 

 

 

レアフォースを1投だけ通してから15分は経っている。

ウッドのハンマー11はそもそも飛ばないし、アキュラシーがぶれる。

だけど、ここ一番の喰わせのルアーとしての実力は大きく信頼している。

 

 

確実にキャストできる距離まで近寄っていく。15mくらいか。

ぬかるみに足を固定して、慎重に岸際にハンマーを落とし込む。

潜らせないで水面直下を意識してソフトにリトリーブ。

 

 

 

するとグンと喰った!

近距離なので背筋のストロークだけで大きくスイープにアワせを入れる。

ネオンナイトが久々に大きな弾力でギュンとなる。

 

ズバッと水面を割ったサイズは80センチありそうだ。

ファーストランをドラグ任せである程度いなして、そこからドラグを締めて寄せてくる。

寄ってからドラグをまた緩めて、岸際の攻防はドラグ任せにする。

 

 

浅場に寄せてランディング。

とても美しい魚体にしばし見とれる。

80は無さそうなんで一切を手で触らずに計測もせずにリリース。

 

 


目ジャーで70後半とふんだが。

 

 

 

その後は流れの中でレアフォースで一本のみ。

 

 

 

 

川の水は海の水に比べて、どこか柔らかくて軽い。

今の自分にはその方がいい。

そんなことを思って帰宅。

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ83ML ネオンナイト
リール ダイワ セルテート2500Rカスタム
ライン 東レ シーバスPE1.0号+フロロ40lb+フロロ60lb
プラグ アロウズ レアフォース
ミラクルワークス ハンマー11

 


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