村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area3 - Stage5 〜 たどりついても、いつも 〜

2003年10月26日 港湾部シーバス

 

 

 

決めてしまうのである。

こうしよう、と決める。

そう心に固く決心して、気持ちや行動を変えてしまうのだ。

 

結果はすぐには出ない。

少し、時にはだいぶ経ってから結果が出る。

いつの間にか出ている事もある。

決めたらやり続ける。絶対にあきらめない。

それでいい結果が出たら好循環が始まる。

そのうちに気付くんだ。ほんとは決めたときにすでに変わっていることにね。

 

 

と、釣りに人生捧げたバカの人生教訓をいきなり偉そうにかましてしまうのが、東京シーバスネットな訳でして、

でもそれでも少しは人の役に立っているみたいで、たまに来る嬉しいメールが自分を幸せにしてくれるのである。

そういう訳で東京シーバスネットにいつもお越し頂きましてありがとうございます。

最近は更新もままならぬ毎日で、こんなんならいっそのことサイト運営をやめてしまおうかと考えた毎日もありましたが、やはりGETBOOKやTIP-OFFなど多くの人が集う場所もある訳で、Areaなどの更新は少なくなりますが、今後も何とかやっていこうと思い直した次第です。

 

 

JGFAシーバスフェスティバルが中止になり、思いっきり空いた日曜日。

昼間からボートの整備をし、夕マヅメと共に出撃。

最近はアドバンスやら友達とのわいわいとした釣りばかりしていたので、久々に一人の釣り。

マジほんの本気釣りはほんと久々。今日は思いきりやる、と心に決め込む。

潮は今が満潮。下げ止まりまでやって家に帰ろう。

グローブに手を通すと、殺伐としたオーラが全身から吹き出る。

普段は一所懸命に殺しているこの殺気。今日は遠慮無く全開にさせてもらう。

 

葛西のとあるシャロー。夏の間の南風で高低差1m程度のサンドバーが延々と連なる。

そのサンドバーの払い出し狙い。風は北風。

まだ水の流れるサンドバーを3つ超えたところで回遊待ちをする。

水面までギリギリ顔を近づけて水面を見越す。

風が水面に描く模様の中に、イナっ子の波紋が違和感となって表れる。

それを見るためだ。

 

2つ先の水路でしきりにイナっ子が水面を軽く跳ねている。

そのライン。

 

ロッドは最終仕様が決定したばかりの風神ゼータ72M。12月発売という事らしい。

ショートロッドながらもパワーがあるロッド。

 

まずはレアフォースをセットする。

もう一度水面に顔を近づけて流れの筋を読む。

はるか右に潮目。

弓状に伸びるサンドバーを超えるように入るチャンネルが1本。

そのチャンネルの上に潮目ができている。流れがあるようだ。

そこに向かって歩きながらキャストしていく。

 

しばらくは何もなし。

潮目にレアフォースが届くようになってきた。

流れがあるといっても河川のそれではない。

ここの水は旧江戸川の影響を非常に強く受ける一帯であるが、旧江戸川の様な流れはないのだ。

流れの中で圧倒的に強いレアフォースであるが、流れの緩い場所ならミディアムのスピードで最高のアクションをしてくれる。

シャローもデッドスローばかりじゃそのうち飽きるよ。

潮目が完全に射程距離に入る。やはりここで待つしかないだろう。

風に乗せて、レアフォースを弾丸のようにかっ飛ばす。

風神ブランク、シーバスPE、レアフォース。

この3つが揃うと尋常ではない飛距離が出る。

飛行中にサミングし、着水直後にラインが張る状態でリトリーブ開始。

ロッドを立ててミディアムスピードで誘う。

潮目を斜めに通す。

5分ほどして最初のバイト。

が、乗らず。

小さいサイズがいる。

 

 

同じコースを通し続ける。

また5分ほどして、そこそこ速いリトリーブをしていた時に水面が爆発した。

一度ロッドティップを前に送って、しっかりシーバスが水中にルアーを引きずり込んだ感じを確認してから、アワせを叩き込む。

 

ゴバァッ!

と、水面を割ったのは残念、小さい。

一気に寄せてきてボガグリップでつかむ。

 


叉長で62cmでした。JGFAのタグを打ってリリース。

 

最近、JGFAに入った。

前から大会に出たりとかタグを打ったりとかはしていたんだけど、改めて自分で入ってみたのだ。

記録ってことに興味がある訳ではなくて、タグ&リリースに興味を持ってる。

最近、非常に興味深い再補記録が多く出ている。

と、なれば自分の中で持ってる魚の動きや回遊性をうまく把握できないかってこと。

 

 

リリースして30分程は何も無し。

でも潮が動く気配がする。

水面は風なりの波紋。一見すると流れているように見えるけど、実際はほとんど動いていない。

その中で水中の潮の動きを把握するのにはやはりベビカバスタイルでないと。

全身の感覚が鋭敏に研ぎ澄まされてくる。

この瞬間がたまらなく好きだ。生きているという実感と言うべきか。

 

水面に顔を近づける。

イナっ子の動きがせわしい。

来てる

 

 

360度、どこにいるかわからない。

シャローでのイナっ子の連続ジャンプは要注意だ。

終われたときにしか見せない飛び方がある。

それが右後方で出た。

振り返りざま、レアフォースをキャストする。

水面とほぼ並行、低い弾道で隣のサンドバーの頂上付近に。着水直後にワンジャーク。

そこからデッドスロー。

水面が裂ける。

食った!

 

いきなりロッドにテンションが掛かるのにそのままアワせという形で対応する。

一瞬首を振る感触がしたが一気に水面に出た。

 

が、これも小さい。


叉長で55。全長で57。今年はまだこれからっぽいね。

 

これもタグ打ってリリースする。

タグを打っている間、沖目でシーバスの捕食音がしているのをきちんと聞いていた。

その方向にキャスト。

3投目、風に乗ってかなり遠くに飛んだレアフォースの着水直後に水面が爆発。

これまた向こうなりでアワせを叩き込む。

が、すっぽ抜け。レアフォースがこっちに飛んできた。あれま。

タルタルのラインを巻き取ろうとしたらラインがトップガイドを巻いている。

手を伸ばしてラインを直し、ラインを回収する。

そのラインが張った瞬間に水面が爆発した。

目の前、5m。

しかもいきなり自分に向かって突っ込んできた。

あわわわわわ

 

これはいいサイズ。

一度ドラグを緩めて好き放題走らせる。

2分程やってからドラグを締めて寄せにかかる。

頭がでかい。

上唇にがっちりとレアフォースが掛かっている。

左手で下あごをつかんでハンドランディング。

よっしゃ!

 

で、バーンと写真出したいとこなんだけど撮り忘れ。

サイズ計ってタグ打ちしたら思わずリリースしてしまった。

ちなみに叉長で74センチ。全長なら76くらい?

 

 

自分のいるサンドバーが干上がる準備を始めてる。

水が一気にチャンネルを通って抜けていこうとしている。

その際にイナっ子が集まっている。

まだせわしい。

魚はまだいる。

 

しかし、ここで悲しい事が。

遠目の捕食音にフルキャストしようとして力み過ぎた。

指先からラインが抜けずにそのまま高切れ。

製品仕様の第一号品をロスト。

 

 

魚は完全に水面を意識してるので阿修羅をセット。

10分程また放射状にキャストしまくる。

チャンネルの上を流していたらバッシュ!と水面が炸裂。

 

全長で62センチ。しかし、いい引きします。

 

 

その後、少し反応悪くなった。チャンネルから水が抜けて流れがないのだ。

で、うようよ歩き回りながらいい流れを探す。

もっと立ち込めばいい感じなのだが、ここでエイにでも刺されたら確実に死ぬっぽい。

しかもこの底質はエイが好む底なのだ。

 

どうしてもすり足で進まないといけない事もあって動きが悪い。

一度、イナっ子がひとしきり騒いだあとに警戒心全開の雰囲気になった時に

サンドバーのブレイクでバイトが出たのみ。

 

そうこうしているうちに潮止まり。

上がり際、またもやイナっ子が騒いでいるのでその方向にキャスト。

水面に落ちた阿修羅をソフトジャーキングで動かしていると、水柱が立った。

これまた普通にファイトしてランディング。

全長で65センチ。

 

港湾でこのサイズが連発するのなら満足だけどね。

ということで、終了。

この潮周り、あと1回ぐらい出たいものだ。

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ72Mネオンナイト
リール シマノ ステラSW4000PG
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ アロウズ レアフォース
ミラクルワークス 阿修羅12
邪道 ヨレヨレ〜
   

 




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